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安藤忠雄展に行きました。
2017-11-07
渡辺です。
新国立美術館で行われている”安藤忠雄展”にいきました。
新国立美術館といえば、都知事選に出馬した黒川紀章ですね。
展示内容ですが、安藤事務所の様子が再現されている展示があったり、住吉の長屋という住宅の図面があったり、安藤氏のギャラリートークがあったりと
非常に興味をひくものでした。
やはり著名な方だけに学生や建築関係者だけでなく、一般の方も多くいたと思います。
そんななかでも一番の目玉は、大阪にある光の教会の1/1展示でした。
光の教会は、安藤氏の建築によくみられるコンクリート打ちっ放しの礼拝堂で、十字架に光っているところは壁にスリットが入っています。
十字架の壁にむかってやや傾斜している床や、天井高・間口のボリューム、壁と壁との隙間のような入口など、非常にシンプルながらとても素晴らしいバランスで成り立っていました。
大阪にある本物は教会からの希望でスリットにガラスが入っているのですが、こちらの展示はガラスも入っていないので、本来の形に近付いていると後のセミナーで語っていました。
個人的にも大好きな建物だけに展示を観ることができて非常にうれしかったです。
ちなみに、この建物を建てるにあたっての話などが”光の教会 -安藤忠雄の現場-”という本になっています。
安藤忠雄のアイデア、それをまとめるスタッフ、はたまた実際に造り上げる施工業者などの話がとても面白くまとまっています。
妙に生々しくて、建築関係者だけでなく、一般の方も楽しめると思います。おススメです。
それでは、また。
加藤工務店 渡辺